電子タバコでは禁煙に失敗してしまった女性の写真私は、成人した頃からずっとタバコを吸っていました。

子供の頃から、父も兄もヘビースモーカーだった為、常に煙は身近にあり、喫煙への抵抗が無かった環境でした。

更に、成人してすぐに就職した仕事は、トラックのドライバーでした。同僚のほとんどがタバコを吸い、ストレスフルな業務の中で、運転中は常にタバコを吸える状況でした。この仕事環境が私のヘビースモーカー化に拍車をかけたと思います。

ドライバーの時期、禁煙を意識する前は、1日2箱くらい吸っていました。

そのまま若い頃は、特に健康を意識することもなく、禁煙への意志はまるでないまま過ごしました。

ところが、職場の健康診断で、循環器(肺)と脈拍の異常が見つかりました。

癌ではありませんが、肺活量が異常に低く、ほとんど呼吸できていないというような説明を医師から聞きました。

それにより、おそらく酸素が行き届かないことが原因で、脈拍は正常値の2倍の速さだと診断されたのです。

案の定、禁煙を勧められました。

この頃、やけに身体が疲れやすく、家で休んでいる時もめまいや動機、頭痛に悩まされていました。

何より、体力勝負の仕事に支障もでるので、ついに禁煙を意識するようになったのです。

しかし特に真剣に調べたり、専門的に禁煙外来を受診することはなく、マイペースに我流で減煙を始めました。

タバコが吸いたくなったらチョコを食べたりコーヒーを飲んだり、飴やガムで誤魔化すことが主な減煙方法です。

それでもやはりどこかで、禁煙をまじめに考えられていなかった面があり、毎日10本は喫煙していました。

健康状態は、悪化することはありませんでしたが、改善できたとも言い難い状態が続きました。

20代後半ごろに、だんだん自分の健康が気になりだし、電子タバコを吸うようになりました。

多種多様なフレーバーを楽しめ、蒸気で肺に煙を入れている感覚は味わえました。しかし正直、中毒化しているタバコの代わりとは程遠いものでした。私にとっては、タバコと電子タバコは全くの別物に感じられたのです。

そんな中で、思いもよらぬ決定的な転機が訪れました。

元々仲の悪い父と、親子ゲンカをしていた時です。

タバコとは全く関係のないケンカだったのですが、私の禁煙がうまくいっていない話が引き合いに出され、大変侮辱されました。

あの時の憤怒と屈辱は忘れられません。

そのケンカの勢いで、タバコの箱を握り潰し、「二度と吸わない。」と吐き捨ててゴミ箱に投げ捨てました。

あの時の怒りと言いようのない悔しさが焦ることがなく、その出来事以来、約3年間喫煙していません。

結果的に、これが私の禁煙の成功体験となりました。

今では口臭対策グッツを集めるのが趣味になっています。

禁煙の為に、どんなに工夫しようが色々試そうが、最終的には自分の意思が全てのものを言う、という事を痛感したエピソードでした。